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5章:優越感 (4/5)

その後、私達は、孝広の後輩の家に行った。

後輩の名前は、賢斗。賢斗はすごくかっこいい。まじタイプ。

孝広は、疲れていて隣の部屋で寝ていた。

孝広『おい!華恋!』

私『は〜い。』

私は呼ばれたので、孝広のいる部屋に行った。

孝広『膝枕して。』

私『良いよ。』

孝広『俺、華恋のこと好きになっちゃった。俺と付き合ったら欲しい物は、何でも買ってやるし、お前がしてほしいことは、何でもしてやる。俺と付き合って。』

私は、ぶっちゃけ付き合うなら、賢斗のが良いんやけどなあ〜。まあ、でもこの人と付き合ったら楽させてくれるしなあ。

私『良いよ。』

とりあえず、孝広と付き合うことになった。

孝広は、その日のうちに、菓子折りを買いに行って、うちの親に挨拶をした。

お母『彼氏、めちゃめちゃ良い人やん。』

親の印象も良かった。

孝広は、約束通り、何でもしてくれた。

私がいつでも、煙草が吸えるように、助手席のドアには、私の煙草を常に、ぎっしり詰めていて、学校へも毎日送り迎えしてくれた。

連れて行ってほしい所があれば、連れて行ってくれた。

もともと、学校で目立ってた私は、高級車で通学してくることにより、もっと注目を浴びた。

窓から、みんな私のことを除いている。

私わ優越感に満ち溢れていた。
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馬鹿な女 ©著者:奥村華恋

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