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2章:病院から自宅へ
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2章:病院から自宅へ
どれだけ後悔をしても…
どれだけ人を恨んでも…
時間は待ってくれない。
私の気持ちとは裏腹に
実家では悲しみに包まれながらも着々とお通夜、お葬式の準備が行われていた。
私は未だに現実を受け入れることが出来ず何も手付かずの状態だった。
ただ、何も喋らないャス君のそばを離れられず、ずっと冷たい手を握って泣いていた。
私はまだャス君と籍を入れていなかった。
私はこの先のことが不安でたまらなかった。
この握っている手を握り返してほしいと強く願っていた。
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あなたの存在〜第二章〜 ©著者:さき
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