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8章:本質 (1/9)

8章:本質

水商売を辞めてから、しばらくはずっと要に養ってもらってた。

要は全てを聞いた後も優しかった。

『どんなに時間がかかっても、必ず元のおまえに戻してやるから。』

きっと、それは要にとって愛情表現だったのかもしれない。

だけど、私は引っかかった。

元の私…

元の私って何?
1度汚なくなった体だから?

要と毎日一緒にお風呂に入る事も私はやめた。

眠る時も、同じベッドでも真ん中に抱き枕を置いた。


今思えば、要も辛かっただろう。
どうすればいいのかわからなかっただろう。

そんな毎日が2ヶ月は続いた。


ある日、要は携帯を忘れて出勤した。


歌舞伎町には行きたくないと思っていた私でも、さすがに携帯は届けなきゃと思った。


タクシーで店下まで行って、タクシー待たせて、渡したらすぐ帰ってこよう。


そう思って、私は要に携帯を渡すため、久しぶりに歌舞伎町に行った。


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約束 ©著者:ぴよ

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