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25章:過去の自分へ (1/1)

25章:過去の自分へ


4年半前の俺へ



付き合って半年で初めてラブホに行った時に、行為が終わってから彼女に出血があっただろう。
その時に、只の不正出血で終わらせるんじゃない。
ちゃんと病院に行かせるんだ。
彼女が高校生の頃に子宮筋腫だったって聞かされて、訳知り顔でスルーするんじゃない。

顔も可愛くて、優しくて性格もいい彼女に惚れてるんだろ??
ちゃんと病院に行かせるんだ!

お前が惚れたその子はな、お前と今から2年後に結婚するんだ。
そんでかけがえのない幸せな毎日を送るんだ。
軽い口喧嘩したり、一緒にお風呂に入ったり、キスしたり、抱き合ったりするんだ。美味しい美味しい手料理を毎日作ってくれるんだ。仕事でどれだけ疲れて帰ってきても、優しい笑顔でお疲れさまって言ってくれるんだ。


でもな、その子はな、結婚して半年後に子宮に病気が見つかるんだ。それはな、あっという間に全身に広がって、その子から笑顔を奪ってしまうんだ。


頼む。お前が煙草を吸いながら、訳知り顔で大丈夫?なんて聞いてないで真剣に病院に行かせるんだ!!その時に気付いてたら、可愛いその子は助かるんだよ!!
お願いだ。お願いします。

なんでたよ。なんでこんなに早く逝っちまうんだよ。駄目だよ、俺。お前がいないと駄目なんだよ。

毎日、辛いんだよ


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ちょっと泣ける話 ©著者:メルシー

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