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20章:ははは (1/1)

20章:ははは


半年ぶりに実家に帰って、2日の滞在を終え玄関を出ると、決まって姿が見えなくなるまで手を振り続ける母。
電車に乗り込んだ時、メールの着信が。


件名:ははは
本文:さびしいです


ごめんね。お父さんが亡くなってから一人ぼっちだもんね。

「帰っちゃった後1人が淋しくなるから、夜は帰らないで欲しい」

と言うけど、少しでも長く滞在しようとすると夜になっちゃうんだよね。

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ちょっと泣ける話 ©著者:メルシー

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