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9章:温もり (2/3)




ん…

何だか温かい。

重たい瞼を開けると辺りは薄暗かった。

温もりを感じる手の平を見ると、スヤスヤと眠る翔が私の手を握りしめていた。

私は何故ベッドに横になってるのかな?

すぐに働かない思考回路で思い出す。

雨に打たれて…玄関先で…

あれ?
それから先は思い出せない。

どうして翔が居るのかな?

怠い体を起こし部屋を見回す。

ここ何処…?

私は見覚えのない場所に居た。

部屋には小さなバスケゴールが有り、本棚には沢山のマンガ本が有る。

男っぽい部屋…

まさか翔の部屋?!

私は急に翔の部屋に居る事に恥ずかしくなり、顔が熱くなった。

「ん…先輩目覚めたの?」

翔は目を擦りながら体を起こし、部屋の電気を点けた。

「風邪ひいて玄関先で倒れてたんで。ずっと看病出来ないから家に連れて来ちゃいました」

テーブルの上を見ると、水が入ったグラスと薬があった。

私…風邪ひいて倒れてたんだ。
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大嫌いな君へ ©著者:サクラ

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