ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

2章:傷跡 (8/9)

家まで走って帰り、電気もつけずにベッドに飛び乗った。

信じていた美香から裏切られた…

愛されていると思ってた貴志から裏切られた…

私は声を押し殺して泣いた。
誰にも聞かれる事なんてないのに



泣き疲れたのか…そのまま眠りについていて、気がつくと外は夜中になっていた。

喉がカラカラ…
重たい瞼を一生懸命開け、リビングの電気をつけた。

家は無音で余計孤独を感じた。

テーブルの上には、いつもの様にお札とメモが置いてあった。

『これで夕飯食べなさい。
今日は遅くなります。ママ』

夕飯に一万なんて必要ないし。
“今日は”じゃなく“今日も”でしょ。
一応母親らしさ見せてるのかな?

ねぇママ…
私の事愛してる?

どうして産んだの?

誰からも必要とされてないよ…

誰からも愛されてないよ…
13 /78

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

大嫌いな君へ ©著者:サクラ

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.