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9章:寮〜 (1/4)

9章:寮〜

「おじゃまします」

小声で言う。


ドキドキしながら部屋に入る。


寮の中は作りが難しくて説明がしにくい。


ちょいちょい他の従業員が見えるところに
しんじ君のスペースがあった。


「ベットの上にでも座ってて♪
飲み物持ってくるから。」


あたしはベットの上に座る。


なにをしたらいいか分からなくて回りを
キョロキョロしてしまう。



しんじ君と他の従業員の笑い声が聞こえた。



しんじ君が戻ってくる。



「はい。」


スウェットを渡される。


「ありがと。」


しんじ君がまたいなくなった時に
急ぎながらスウェットに着替えた。

「飲み物置いとくから勝手に
飲んでいいからね♪」


「ありがとー」



寮についてから緊張して無口になる。



しんじ君も服を着替えてベットに横になる。


あたしは座ったままで動けなかった(笑)






「隣おいでよ」


しんじ君に言われる。


あたしは素直に布団に入り隣に寝っ転がる。


「ちょっと頭あげて。」





しんじ君はそう言うと腕枕をしてくれた。



あたしは寝るに寝れない。


「なんか寝れない(笑)」


しんじ君に話しかける。


「俺緊張しちゃう(笑)」


「嘘つき〜(笑)」


会話を楽しむ。


近くで見てもしんじ君はやっぱり凄く
かっこいい。



会話が一瞬止まる。



目が合う。





キスをされた。


でも嫌なら避けれるくらいのタイミング。



だけどあたしは避けなかった。




嫌じゃなかったから。





キスをしているとしんじ君の
手は胸に近寄る。
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片思い ©著者:みゆた`・∀・

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