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49章:呪い (1/1)

49章:呪い


学生の時、貧しかったのに大家が家賃払えとか言うの。
んで、待ってもらったんだけど、毎日嫌味をねちねち言われる。
こっちは飯も我慢してるのに。
だから、やっつけようと思って。
先輩に悪魔呼ぶ方法聞いたら、

「さぁ。ナマニクとか供えて、合わせ鏡とかすんじゃね?」

って言われた。
その日の夜すぐに合わせ鏡して、なけなしの金で買った生肉置いて体育座りして、ずぅっと見てた。
で、気が付いたら朝。
翌日大家に

「あんた、昨日外から見てたけど、ずっと何してたの?」

って詰問されたので、
やばいって思って、

「あぁやると肉がいっぱい見えるんです」

って言ったわけ。
そしたら、夜すき焼きおごってくれて、部屋のカーテンも買ってくれた。
なんか急に優しくなって、家賃も待ってくれた。
呪いとか魔術ってすごい。

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ちょっと笑える話 ©著者:メルシー

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