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42章:自転車 (1/1)

42章:自転車


駅前の駐車場で金髪に小汚いジャージの兄ちゃんが自転車についたチェーンロックをペンチではずそうと四苦八苦している。

「何してるんですか?」

「ああ?泥棒ちゃうぞ。どこぞの糞餓鬼がいたずらで俺のチャリに鍵つけよったから切っとるんじゃ」

「わざわざペンチなんか使わなくても、7174で開きますよ」

「は?」

「それ、俺の自転車なんで」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

「・・見逃してや」

「だめですね。あ、逃げない方がいいですよ。罪が重くなるし。
それに僕、元陸上部なんで逃げられないと思います(大嘘)」

「・・・・・・」

「交番行きましょうか」

ぶっちゃけなにも考えないで話しかけて後悔したけど、口先で騙しきれたから結果オーライ。
暴れたりしない諦めのいい泥棒でよかった。

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ちょっと笑える話 ©著者:メルシー

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