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40章:クールなキャラになりたくて (1/1)

40章:クールなキャラになりたくて

クールなキャラクターを装おうとしてた。

雨の日の教室の窓に手の平を当てて、キュキューっと下にずらしながら、

「空が泣いてるね・・・なにか、悲しいことがあったのかな・・・・」

と窓際に座っている女子グループに語りかけたり、読めもしない英訳ゴシップ誌を教室で読んで、

「・・・ぷっ、ふふふ、ぶふぅ・・・くっくっく・・なるほどね・・」

って徴笑したり、
雨の日の放課後、屋上に登って尾崎の「十七才の地図」や「愛の消えた街」や「傷つけた人々へ」歌ってみたり、授業中窓の外ばかりを見て黄昏ていたりした。

雨の日限定じゃつまらないから晴れた日にも実践していたら、
担任に視聴覚室に呼ばれて

「学校楽しくないか?クラスのやつからイジメにあっているのか?」

と言われた。
何時でも自己のスタンスを崩さないと心がけていた俺は、回答もクールに

「世界が私を愛してくれていますから、寂しくないです・・・」

って。







親呼ばれた。

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ちょっと笑える話 ©著者:メルシー

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