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165章:チャラ男
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165章:チャラ男
駅の駐輪場で
「どーしよ……困ったなあ……」
という声が聞こえた。
見たら、二十歳前後くらいのチャラ男がスクーターの前で困っていた。
スクーターのシートには猫が丸まって爆睡中、
足置く部分にも子猫が二匹爆睡中。
チャラ男「ねーどいて下さいよ」
猫「zzz」
チャラ男「つかマジでバイト遅刻しちゃうから。すんません」(猫を抱えて下ろす)
猫「うにゃー」(不満そう)
チャラ男「そんな事言わないで下さいよー俺にも事情があるんすよー。
はいチビッコ達もごめんねー下りてねー」
子猫×2「みゃー」(不満そう)
チャラ男「ごーめーんー」
普通に下ろせばいいのに、いちいち会話するチャラ男に和んだ。
下ろした後「これお詫びの気持ちっす」て言って、バッグから食べかけのパン出して猫にあげてた。
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