ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!

153章:声出し (1/1)

153章:声出し


高校に入学してすぐに俺はサッカー部に入った。

そこのサッカー部はかなり厳しくて練習もハードだったけど、
それ以上に1年生に辛かったのは
「声出し」
だった。

いわゆる
「ファイットー!」
「いこーぜー!いこーぜー!」
とか言うもの。


とにかくこの「声出し」を途切れさせると、一年全員死ぬほどグランドを走らされた。


練習中はサッカーのことよりも、声を途切れさせないようにばかりピリピリしてた。



ある朝、通学電車の中で座ってウトウトしてた俺は夢うつつの中で

「あ!誰も声出してない!えらい静かだ!」


と恐怖心に襲われた。


反射的に大声が出てしまった。

「ファイットー!!」



電車の中に響く俺の大声…………。



次の日から乗る電車を変えた。
155 /184

※この小説を友だちに教える⇒メール

いいね LINEで送る

ちょっと笑える話 ©著者:メルシー

夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで全ての機能が利用できます!

Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.