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54章:よわむし (1/1)

54章:よわむし

よわむし

どうして一人で立ってられないんだろ
どうして自分で前に進めないんだろ

よわむしだから

あたしのなかのよわむしが
逃げちゃいなよって誘惑する

あたしはいつも現実から逃げてばかりで
自分と向き合おうともしてない

いつからこんなよわむしになっちゃったのかな

変わりたいと強く願い
変わらなくちゃと思う度に

何かきっかけがあれば、ってよわむしがいう

そんなの自分で切り開くしかないじゃん

よわむしのあたしは
自分で自分を追い込んでいる事も見ないフリして

よわむしのあたしが
怖いものなど何もなく
強かった頃の自分を懐かしむ

滑稽だなって、よわむしのあたしはちょっと笑って

よわむしの蓑に隠れてるんだ

朝日がすごく眩しい

ちっぽけなプライドが
逃げてばかりのあたしが

くっきり照らし出されてるようで、朝は嫌い

ちっぽけなプライドが邪魔して
誰にもほんとのこと言えない

いつからこんなによわむしになったんだろう

強気で勝ち気であたしっていう柱は
真っ直ぐ上に向かって伸びていたはずなのに

どこで歯車を狂わせたんだろう
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一瞬の輝きを永遠に ©著者:香耶

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