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47章:見えない明日 (1/1)

47章:見えない明日

明日の事を心配せずに
明日の事に怯えずに
深く深く眠れる方法を教えて下さい

わたしは臆病なんだ
朝がくるのは当たり前の事なのに

眠ってしまうと
いつの間にか朝がきて
今日は昨日になり
また明日が今日になり
今日が始まってしまう

起きてさえいれば
明日は遠いから
朝がこなければいいのにと
一人ベッドで願う
だから深く眠れない

朝がくるのが怖いんだ
次の日がくるのが怖いんだ
今日が過去となるのが怖いんだ

ただ、ただ今を生き続けたいんだ

夜が永遠であればいい
今が永遠となればいい


わたしは恐れているばかり
明日という恐怖に背を向けたまま
明日はくるのに 怖いのに
それでもやっぱり今日を生きてて

明日なんて本当はどこにもないのかも

こない眠りをわたしは待ってて
明日の恐怖に怯えたまま

渇いた瞼をそっと閉じた
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一瞬の輝きを永遠に ©著者:香耶

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