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37章:サヨナラ (1/1)

37章:サヨナラ

揺れている
今わたしのこころが
泣いている
今わたしのこころが

思い出すのは
二人がまだ若かった頃の
あのほろ苦い懐かしい日々

誰かがいってた
恋をはじめるのは二人の意思で
終わるのは片方の意思だ、と
あの気持ちを恋だと知らなかった頃
このコトバの意味がわからなかった

今ならわかるよ
少しだけ大人になった今なら

どちらかのこころが離れて
恋が終わってしまっても
どちらかのこころは凍りつき
そこで止まる


揺れている 揺れている 今
あなたに向かうわたしのこころが
泣いている 泣いている 今
行き場を失ったわたしのこころが

懐かしい日々の
ほろ苦さに酔いながら
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一瞬の輝きを永遠に ©著者:香耶

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