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32章:愚かな恋人たち (1/1)

32章:愚かな恋人たち

愛した君のために
愚かな君を葬ろう
…闇へと

君を美化しすぎていた僕も、
また愚かで

君は僕を愛しているから
僕を拒めない
最期のその瞬間まで
僕にすがりついてくるだろう

愚かな君を葬れば
美しい君の記憶だけが
僕の中に残るだろう

いくらでも泣きなよ
愚かな君を救う気は
更々ないんだ
そんな僕もとても愚か

些細な過ちすら許せなかった

愚かな君を葬る方法を
紅茶を飲みながら考えていたら
背後から美しい君はやってきて
愚かな僕を葬ろうと
僕の首にその細く白い指をかけた
君の手は冷たいな、なんて
呑気な事を思った

君も僕も結局愚かだね


思わず僕は笑いだした

君も笑ってた
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一瞬の輝きを永遠に ©著者:香耶

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