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30章:gnosis (1/1)

30章:gnosis

迫りくる最期に
怯えながらじゃないと
あなたに触れる事もできない
傷つける事にまた怯えている

それならばいっそ
今ここで喉をかっ切って
あなたのその白い肌に
俺の汚れた血潮をかけた方が
まだマシだと思った

俺は臆病だから
あなたの涙する姿など見れない

俺の汚れた血潮に染まれば
きっと
涙だって隠せるはずだよ

全身全霊であなたを愛していても
俺はもう
あなたの傍にはいられない

俺の
迫りくる最期にあなたも怯え
声を殺し俺の胸に顔をうずめる

俺は震えていた
あなたも震えていた
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一瞬の輝きを永遠に ©著者:香耶

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