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19章:太陽の下で (1/1)

19章:太陽の下で

灼熱の太陽の下で
こんがり日焼けしたあなたがいた
いつもと変わらぬ笑顔で
滴り落ちる汗が綺麗だった

灼熱の太陽の下で
彼女に笑いかけるあなたがいた
わたしにしか
見せなかったはずの笑顔を
彼女に見せていた


少し前までは
わたしだけの大切な人だった
少し前までは
その笑顔を独占できてた

悔しいよ
悲しいよ

お願いだから
その笑顔わたし以外に見せないで

おかしいよね
わたしたちは終わったのに
まだ終わったはずの恋に
すがっているの


灼熱の太陽の下で
あなたはゆっくりと振り返った
遠くにいたわたしに気付き
微笑んだ

ずるいね
あなたはずるいね

わたしはそれだけで
もう幸せだった


灼熱の太陽の下の
燃ゆるような地面に
あたしはしゃがみこむ

もう
あなたの特別ではないけれど
幸せをくれてありがとう


灼熱の太陽は
今も容赦なく
わたしたちを照らしていた
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一瞬の輝きを永遠に ©著者:香耶

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