6章:川村佐智子：Ⅴ (2/19)

「そろそろ、シャワーを浴びましょうか？」
ユウイチが唇を離し、そう囁いてくる。

佐智子は小さく頷いた。

ソファーから立たされ、ブラウスを脱がされる。
ユウイチは正面から後ろに手を回し、スカートのホックを外した。
スカートがそのまま床に落ちる。

下着姿になった佐智子の全身を間接照明の光が優しく包み込む。

ブラウスとスカートをハンガーに掛け、クロゼットに収めると、ユウイチは佐智子の後ろに回った。
ブラジャーのホックが外され、バスローブが掛けられた。

ユウイチは再び佐智子の正面に回り、跪いた。
そのまま、佐智子のパンティーに手を掛けた。

佐智子は慌てた。
自分でも濡れているのが判る。
その部分をユウイチに気付かれるのが恥ずかしかった。

そんな佐智子の事など意に返さない様子で、ユウイチはパンティーをゆっくりと下げる。
片足づつ脱がされていく。

佐智子はもう、肩に掛けられたバスローブ以外は何も身に着けていなかった。