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9章:ユウイチ:Ⅰ (2/16)

ユウイチは佐智子を送り出したあと、ベッドのシーツを剥ぎ取り、洗面所のランドリーボックスに放り込んだ。

冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出すと、ペットボトルに直接口を付けると、一気に半分まで飲み干した。

背中に痛みが走る。
先ほど、佐智子に付けられた傷だった。

ふっと、苦笑が零れる。
タバコに火を点けながら、帰り際の佐智子とのやり取りを思い出す。

佐智子は、一番早い日に予約を取りたいと言ってきた。
ユウイチが、1週間後になることを伝えると、ひどく落胆した表情を浮かべた。
どうにかならないのかと懇願し、どうしても待ちきれないと、恥ずかしげもなく言ってきた。

ユウイチは調整が付けば、こちらから連絡すると言った。

それを聞いた佐智子は、まるで少女のような笑顔を浮かべた。

僅か2回だったが、撒かれた種は実を熟したようだ。

(思ったより早かったな)

ユウイチはその結果に満足して、部屋をあとにした。
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イン ザ プレジヤー ルーム ©著者:ニコール

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