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12章:……裏切り…… (1/13)

12章:……裏切り……

単純な私だ…。

自分でも思うが…。

気は強いけど…。優しい方だと思う。


寺田さんを許して、寺田達グループに入った。

異常に優しくしてきた。

いつでも私を仲間に入れてくれ、誘ってくれた。


鈴木にも、話した。

鈴木は自分の事の様に、喜んでくれた。

そんな日が数週間続いた頃…。

体育の授業。

教室で、みんな着替えて体育館へ移動。


私は寺田グループと一緒に体育館まで向かった。

途中で寺田が
『あっ!!縄跳び教室に忘れちゃった!!でも…。トイレも行きたいけど時間ない!!

藤田さん…ごめんね。縄跳び持って来てくれない?』
まこ『いいよん♪トイレ先行ってきなぁ!縄跳びは何処にあるぅ?』


寺田『机の横に掛かってる。ありがとう。』

まこ『わかったぁ』



体育館まで、遠いし急がないと私も間に合わない。

教室まで向かって居ると、同じクラスの子達にすれ違う…。


『あれ?藤田さん!どしたの?』


声を掛けられた。

まこ『縄跳び忘れちゃって!』

『急いでね』


まこ『ありがとう』

教室に入り、寺田の机を探しても、縄跳びはない!


あれぇ?ないぢぁんか…。

キョロキョロしたが、やっぱり見当たらない。


チャイムが鳴ってしまった…。
ヤバッ。行かなきゃ。


私は、寺田の縄跳びを諦め体育館へと走った。
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私の人生…。 ©著者:まこ

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