｢…香緒里、香緒里｣

｢う〜ん｣

｢香緒里！｣

｢ああ…おはようございます｣

｢大丈夫かい？かなりうなされてたよ｣

｢えっ、そう？平気、なんともないわ
なんか夢を見ていた気がするけど思い出せないわ｣

｢朝食の前にシャワーを浴びるけど香緒里はどうする？｣

｢お先にどうぞ、ワタシはもう少し横になってる｣

｢わかった、じゃお先に｣

ワタシはリュウさんとちょっとした小旅行をしていた

彼は家族には出張と言って出てきたらしい

ワタシは研究室の研修と言ってきた

リュウさんと付き合いはじめてからもう半年になる

ワタシはまだ計画を実行できずにいた