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10章:私…
私は何をしているんだ
…妻も娘もいるのに…
シャワーの温度を熱くして我に帰ろうとしていた
このままシャワーをでたら服を着てちゃんと香緒里と話そう…
「リュウさん、バスローブここにおきますね」
「…ありがとう…」
いったいどうすれば…
家庭は大事だ、だが今の本当に香緒里にひかれている
年がいも無いと思われるかもしれない…
でも若い頃のドキドキ感というのか気持ちが高揚して抑えがきかない
私はとりあえず流れに身を任せることにしてバスローブに袖を通した
バスルームを出るとナイトローブの香緒里が立っていた
言葉はなく私を寝室へと導く…
何かに吸い寄せられるように私は香緒里の後についていった
身体に密着したナイトローブが悩ましかった
部屋に入ると香緒里が抱きついてきた
唇を重ね舌を絡めてくる
「あなたの家庭を壊す気は無いの…だからお願い…時々会って今日のように一緒に居て欲しい…抱いて…」
私の理性は完全にトンでただの一人の男になっていた
私はやる気持ちを抑え優しく丁寧に香緒里を愛した…
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