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13章:いざ、第3幕へ
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それからトワを待たずして代表がプレゼントしてくれたシャンパンを薫君と代表と私と他の何人かで全部飲んでしまった
1年間のブランクなんか無かったかの様に直ぐにペースは取り戻せた
「え〜弓姉弓姉、弓姉のその婚約者ってどんな人だったんですか〜?写メないの〜?弓さんがトワさん以外の男とほにゃららとか想像つかない〜!」
色白の顔をピンク色に染めながら暴走しだした薫君に対して
「お前相変わらずKYな奴だな〜」
と呆れていた代表も…私が携帯電話を開いて田中君の写真を見せようとしたら
「…!どれどれ?!」
と1番に食い付いてきた
「あ〜こりゃ駄目だわ!こいつは確実マザコンタイプだわ」
「あ〜やっぱわかる?!」
そんな感じで私の携帯をみんなで覗きこみながら騒いでたらちょうど同じ店内にいるにも関わらずトワからメールが届いた
流れで開くと
『愛しのハニーごめんね!すぐ行くから待っててねん〜』
と語尾にハートの絵文字がたくさんついた内容のものだった…
「うわっ!なんだあいつ!こんな裏技使ってたのか?!」
「さすがトワさん!よし!僕も真似しよう♪」
そう言いながら自分の携帯を開きだした薫君に対してすかさず代表が
「バーカ!そもそもお前は今日被り客いないだろ」
と突っ込みを入れた
…ああ楽しい
やっぱり私はこの場所が好きだ…
久々のシャンパンが回ったのか私の意識は期待通りにどんどん遠退いて行く…
「弓〜おまた…ってありり?!もうおねむ?」
それからどの位経ったか?
そんなトワの声が遥か遠いところで響いた気がした
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狂ってた… 後半 ©著者:弓
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