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6章:紅葉
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「…そうか…今月で最後なんだ…正直、もうリカちゃんに会えないと思うととても寂しいけど…リカちゃんの本当の意味での幸せを願ったら祝福しなくちゃいけないんだよね…」
「…ありがとう佐藤さん…本当に何から何まで…それに佐藤さんはお客さんなのに私の方が逆にいつも癒されっぱなしで…グスッ…」
「…こらこら泣かないのリカちゃん!僕まで貰い泣きしちゃうだろ?…大丈夫!ラストの日までなるべく沢山来るから思い出いっぱい作ろう?」
…と言いながら佐藤さんは万更嘘泣きでもない私を優しく抱き締めてくれた
時間の感覚を狂わせる様なな窓の無いタイル張りの密室内
2人とも同じ色のバスタオルを裸に巻いているだけの状態で堅いベッドに座っていた
…佐藤さんは45歳位の極めて平凡なサラリーマン
当時よほど不潔な人以外は…他でどんなに痛客と表現されていようが…特にお客さんに対して優劣を付ける事もなく全てお金と割り切り淡々とこなしてきた私
それでもやはり佐藤さんの様に清潔感があり定期的に必ず来てくれて…何より女の子に気を使ってくれる優しいお客さんは本当に大好きだった
単純に楽だったからだ
この辺りから…佐藤さんをはじめとするそういった数人のリピーターのお客さんには…はっきりと今月をもってこの業界を上がる事を告げ始めていた
理由は「貯まったお金で専門学校に通うの」と適当に説明した
その中の何人かの人は…このタイミングにとでも考えたのか…辞めた後でも会いたいからと言う理由で私に対して真剣交際を申し込んできた
「ありがとう気持ちだけ貰っておくね…」
と淋しそうな笑顔を作りながらも心の中では…
馬鹿じゃねーの…
とうんざりしていた
どんなに楽でいい奴でも所詮客は客にしか過ぎないんだよ…何で私がお前とタダで…
自分の事はすっかり棚に上げて本気でこう思っていた
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狂ってた… 後半 ©著者:弓
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