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2章:視線
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愛子
「あ゙ッッッッッ………………ゔあ゙ッッッッッ………………」
目の前が真っ白になっていく愛子
そこへレストランスタッフが声を掛けてきた
スタッフ
「お客様?大丈夫ですか?」
その瞬間ローターの動きが止まった
スタッフ
「お客様?」
スタッフの問い掛けに息を整える愛子
愛子
「だい………………じょうぶです…………」
スタッフ
「ご気分が悪い場合はご遠慮なくお申し付け下さい」
それだけ言うとスタッフは下がった
南
「クスクス……………
愛子ちゃん大丈夫?」
周りが愛子と南をジロジロ見てくる
その視線に愛子の蜜壺がまた熱くなった
愛子
「み………………なみサン…………」
南
「さっ……………ご飯食べちゃお」
何事もない様に振る舞う南
愛子も息が整い何とか食事をするコトが出来た………
外に出ると冷たい風が頬を撫でる
愛子の火照った体には丁度良かった
けれどそんな心地好さも一瞬にして南に打ち消される
南
「少し歩こうよ?」
南に言われるがままにする愛子
夕方近くの駅前はカナリ混んでいた
南
「ねぇ愛子ちゃん?
もしかしたら誰か気が付いてるかもよ?」
南の言葉に愛子は真っ赤になる
周りの騒めきよりも
自分から響く機械音が一層大きく聞こえた
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