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8章:抱擁ファシズム (2/5)

私は都合があえばショウの部屋に居た。真逆の生活を過ごす私達は、限られた時間を出来るだけ共有したかった。

外部から隔離されたこの空間で、誰の目に怯える事もなく有意義な時間を過ごす。

『ブーブーブー』

ショウの携帯が鳴る。

「…アンリごめん」

ショウがセイヤの顔に変わる。きっとお客様からの連絡だろう。

現実は容赦はしない。

「…うん。良く頑張ったなぁ」

「好きだよ」

「俺も。愛してる」

初めショウは私を気遣い、私の見えない所で連絡していた。でもそんな優しさは欲しくなかった。
次第に私の隣でも電話を取る様になっていった。

けだるそうに煙草の煙りを吐きながらお決まりの台詞を並べる。

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ジルコニアの輝き ©著者:バニラ

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