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7章:甘い密の中毒性
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ショウの隣で少しだけ眠り仕事へ行く支度をする為に家に帰ろうとした。
「ん…、アンリ?」
「あ。起こしちゃったね。今日仕事あるから一旦、お家帰るわ」
「玄関まで送るよー」
「いいよ。まだ寝てなぁ」
ショウは眠そうな目を擦って玄関までついて来た。
「じゃあね」
私はドアを開けた。
「はい。これアンリの」
ショウはキーケースから鍵を外して私に手渡した。
「何これ?」
「家の鍵だよ。アンリ持ってて」
「鍵なんて貰ったら私調子にのっちゃうよ」
冗談でかわしてマンションを後にした。少しぐらいは自惚れてもいいのかな。やっぱり、貴方には敵わないよ。
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ジルコニアの輝き ©著者:バニラ
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