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44章:〜桃娘〜
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44章:〜桃娘〜
竹山「これ。新入り。」
俺「どうも始めまして。」
少女「ハ…ハジメマシテ…。」
少女はカタコトの日本語でそう言った。
ん…甘い匂いが…。
俺「なんかすごい甘い匂いがするんだけど?」
竹山「この娘はタオニャンの生き残りだ。」
俺「タオニャン?」
竹山「桃娘って書いて、タオニャン。中国では。」
俺「中国から来たんだ。」
少女「ハイ。」
少女はダルマではなく、普通の少女だった。
普通の少女なのだが…甘い匂い、色気…俺はロリコンではないが魅力を感じた。
竹山「桃娘はかなりの価値がある。」
俺「なんでこんなに甘い香りがするんだ?」
竹山「…この娘は中国の高級売春宿から連れて来たんだ。この娘は桃娘で最も高貴な甲が与えられていた。」
俺「そもそも桃娘って?」
竹山「中国では貧しい家では子供が売られていくだろう?この娘は生まれてからすぐ両親に売られ、生まれた時から桃しか食べていないんだ。」
俺「桃だけ?!」
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