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38章:〜存在価値〜 (1/6)

38章:〜存在価値〜

美奈子「え?ああ、わかりました大丈夫ですよ。はい。ではまた折り返しお電話させて頂きます。」


俺「誰?」


美奈子「この前の競売で売った子…静琉ちゃんのお客様。もう飽きたってさ。」


美奈子はパソコンと睨み合いながら眉間にしわを寄せ言った。


俺「高い金出して…もう飽きた…かよ。金持ちの考えは分からないねぇ。」


美奈子「今すぐ取りに来い、なんて言ってたよ。圭太が出勤したら圭太に頼もっか。」


俺「そうだな。うーん…まぁ、その客はまた買ったら飽きての繰り返しだしありがたいじゃん。」
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闇企業〜世の中金…なの?〜 ©著者:ももか

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