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10章:前進
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義則「お前はさぁ、本当にバカだったよね(笑)」
瑠羽「…」
義則「絶対騙されてるって気づいてたくせに」
瑠羽「うん」
義則「それでもずっとついてきてて」
瑠羽「離れられなかったんだもん」
義則「だけど俺、シャンパン勝手にあけたこと知らなかった」
瑠羽「いやいや。嘘だ」
義則「嘘じゃねぇよ。もし俺が近くいたなら帰るお前を引き止めてた。」
瑠羽「たしかに」
義則「だけど別にお前なんか切れてもいいやって感じだったから気にしなかった」
瑠羽「ひどい(笑)」
義則「はじめは本当にそう思ってたんだ。」
瑠羽「ん?」
義則「はじめは、もう使わないオーラあったお前がいなくなってもいいやって思った」
瑠羽「いらないいらないばかり強調しないでよ(笑)」
義則「はじめは本気で…
なのになんでかな
なんでお前のこと考えてんだろ
しかもなんで、夢にまで出てくんだよ!(笑)
存在が迷惑なんだよ」
瑠羽「え?」
義則「会えばなんでか分かる気がしたのに
意味なかった」
瑠羽「情がうつりましたか?」
義則「わからん」
瑠羽「あはは。いいきみ(笑)」
義則「責任取れよ(笑)」
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MISS ©著者:如月 瑠羽
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