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3章:孤独
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それからの毎日は
ただ、消化するように過ごした
仕事にいって
薬をたまに買って
毎日毎日、客に微笑み
キャストにいい子を演じて
12月が終わるころ、私はナンバー5になった。
指名数ランクは3番だった
社長も店長も誉めてくれたけど
私はなんの感情もなかった。
そんなときあるキャストから話掛けられた。
それがゆかりだった。
ゆかり「ねぇ、私ゆかりって言うんだ。知ってる?」
瑠羽「うん」
ゆかり「瑠羽ちゃんって苦手」
瑠羽「えっ?」
ゆかり「だけどきっと、プライベートの瑠羽は好きになれる」
そう言われ、その日一緒にのみに行った。
ゆかりは全て話してくれた。
自分の彼氏がヒモだということも、整形したことも。
だから私も全てを話した
薬をやってること
猫被ってたこと
彼氏に裏切られたこと
ゆかりは笑顔で「お人形みたいな瑠羽は嫌いだった。けど、今の瑠羽は好き」
と私のほっぺをつねった。
ずっと誰かに聞いて欲しかった
ずっと誰かにそばにいて欲しかった
だけど孤立した理由は自分に非があるの分かってたから
言えなかった
やっと一人ぼっちじゃなくなる気がした
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MISS ©著者:如月 瑠羽
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