君に恋した日々は、まるで夢のようだった。


嘘だらけの歌舞伎町が見せた夢。
そのあまりにも心地よく、切ない夢の世界は、あたしを捕えて離さなかったね。
それが痛みを伴う恋だなんて知らなかった。

苦しくても、、虚しくても、狂っていくのが止められなかった。
ルイのためにできることなら何でもしたかったんだ。

ルイに出会ってあたしの世界は何もかも変わったよ。


昼職だったあたしは、どんどん風俗にまみれていったね。


…あたしは何を得たのかな。


あたしの身体は汚れていっても、ルイを思う気持ちは変わらなかった。


今も変わらないよ。
あたし後悔してないから。


ねぇ、ルイ。
またあの泣きたくなるような笑顔を見せて。