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濡れた夜、欲望の名を呼ぶ

完結

【小説概要】新宿の雨の夜、出逢ったのは小悪魔デリヘル嬢。名を呼びたくなる、甘く淫らな一夜。

  • 小説ID:52323
  • カテゴリネタ小説
  • ページ数:1ページ
  • 連載状況:完結
  • 総閲覧数:2件
  • しおり数:0人
  • レビュー:0件
  • 作成日:2025年5月19日
  • 更新日:2025年5月19日
雨の降る夜、ネオンが濡れた路面に反射して、東京・新宿の街がどこか淫靡な光を放っていた。
その男は、静かに私の部屋の扉を開けた。

「初めまして、リムです…♡」
ゆっくりと彼のコートを受け取りながら、私はその耳元に吐息をかけるように囁いた。
その瞬間、彼の喉がわずかに鳴ったのが、はっきりと聞こえた。

ベッドの上、彼の指先が私の太ももをなぞるたびに、私はわざとらしく甘い吐息を漏らす。
「ねぇ…今夜、どうしても欲しかったんでしょ?」
彼は何も答えない。ただ、唇を私の首筋に這わせながら、手の動きを止めなかった。

私は、自分の身体がひとつの“サービス”であることを、理解している。
でもこの瞬間だけは、心も乱されるような気がして、頭が真っ白になった。

「イかせてあげる…リムだけの特別コース、試してみる?」

30分後、彼はまるで魂を吸い取られたような表情で、ベッドに倒れ込んだ。
私はシーツを整えながら、笑顔で言った。

「また来てね。リムのこと、忘れられなくなるから…♡」
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濡れた夜、欲望の名を呼ぶ ©著者:yuna

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