白坂積雪さん

熊子さん。さっそくのレビューありがとうございます。

2009年04月19日

週刊大衆ミステリー増刊号は読んでおりませんが、エド・ゲインは存じています。

小説のタイトルを考えた時に、ありゃ「悪魔のいけにえ」とダブルやんか？と気付き、変えようかと思ったくらいですから…

ご存知とは思いますが、テキサスチェーンソー、サイコ、羊たちの沈黙など、ほとんどのサイコホラーの元になった事件の犯人ですね（恐らくＳＡＷやホステルも…）

でも残念ながら、カルロスはゲインの影響は受けていないのです

彼のモデルの一部は、実在の人物で、もう帰国した日系ブラジル人三世。
（あっちゃあ

ﾐﾁｬさんに答えちゃった

）

それに近代以前の中南米の歴史が加わり、あの辺のむちゃくちゃ陽気で残酷なオッサンがミックスされて、カルロスが生まれました。

これもご存知かとは思いますが、アステカやマヤの文明では、本当に何万人、何十万人の人間を生け贄として、主にピラミッドの上の祭壇で殺し、解体して食べていたのです。

カルロスはその神儀を現代風にアレンジした、アステカ神教の主宰者なのです。
「神のいけにえ」というタイトルは、そういった意味でも変えられませんでした。

ハリウッドやヨーロッパのホラーとは異なる、彼の陽気でハチャメチャな活躍？をお楽しみください。

だいたい彼は「俺は性欲より食欲だぁ！」なんて言いながら、毎回生け贄の子とＨしちゃってますからねー…全く