こんばんは。未緒です。

やっと此処まで書けました。
そして、この頃が未緒の一番幸せだった
時間です。
未緒に未だに傷を残す問題もまだそんなに
酷い状況ではなく、ただ何となくあの人に
密かに恋をしている様な感覚の、ふわふわ
とした時間。
人間性が好きなんだ。
人として好きなんだ。
そう思っていました。
その割に、あの人の一挙一動に一喜一憂
していました。

この先、書いていて苦しくなるであろう
ことがあります。
未緒に降り懸かった、災難と言う言葉では
言い表せない事件。
未だにその傷は拭えません。
あの人は、例え一時でもあたしを支えて
一緒に立ち向かおうとしてくれました。
淋しいけど、それだけで充分だと自分に
言い聞かせています。

けれど、あの日に戻りたいのも本心。
未緒の心は、あの日々で止まっています。
別れにはまだ時間があるけど、もう結末は
見えています。

　　　　　　　　　　　　未緒