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842章:涼の周辺3・触って来られちゃうゥ??2
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842章:涼の周辺3・触って来られちゃうゥ??2
「ソッ、そうだ、性犯罪って、多いじゃないですか、近頃??」
兄の方の幸雄が出し抜けに切り出していた。
「ソッ、そうですよォ!!S女(ガッコ)との行き帰り、車だから安心だけど………校内、大丈夫ですゥ??杏梨お姉さん(涼)ゥ??」
弟の方の嘉雄も合わせ、涼(杏梨)と向かい合う内に勃起してしまった性器が気になるのか、ぎこちなく言う。
「校内ィ、ってェ??別にィ??………だってS女ォ、女子大だもんゥ??」
相変わらず性欲の塊とも言える二人の兄弟の目に、ブラウスの乳房を透かし見るようにされていた。
「ダッ、だけど、あの………ほら、講義する教授とか講師とか………やっぱ、男でしょ??」
向かい合う男二人の性的な興奮が不快で、座り直した涼(杏梨)のブラウスの乳房の揺れも見逃されていない。
「ソッ、そう!!杏梨お姉さん(涼)みたいに………スッゴイ美人でオッパイ………胸も大っきかったらァ!!」
平然と微笑み続ける涼(杏梨)に、勃起した性器の存在を気づかれていないと、思っているらしかった。
「やだァ!!変なことォ、言わないでェ!!」
性的な話題に、旧家のお嬢様らしく、羞恥の表情を浮かべて見せ、タイトなミニスカートに包まれたお尻をモジモジさせる。
(ヤァァァッ!!興奮しちゃってェ!!)
お嬢様らしくするよう、そんな仕草まで新美に指導されている涼(杏梨)に、兄弟は高ぶっていた。
「ソッ、そうですよォ!!教授とか講師のスケベオヤジに!!………セクハラとか!!」
目の前の涼(杏梨)が、性の被害に遭う事を想像してるらしく、鼻の穴を膨らませている。
「ソッ、そう!!後で教授室に来なさい………とか、で、触られたり………エッチな事、されたり………よくあるって、聞きますよォ!!」
たまに新聞などに載る話を、涼(杏梨)に重ねていた。
「やだァ??どうしちゃったのォ??二人共ォ??」
立ち上がった二人に、少し怯えたお嬢様らしいフリをする涼(杏梨)は、この手口も、よく知っている。
(長椅子に座る女の子ォ、二人で挟んじゃってェ!!)
何かと話かけながら、二人で交互に躰を触る手口で、一人の手に気を取られると、その間にもう一人の手が伸ばされて来る、というものだった。
「チョッ、ちょっとォ??」
案の定、ズボンの前を隆々とさせながら近づき、二人は涼(杏梨)を挟んで腰を下ろしている。
「イッ、いやぁ、僕達、二人共、綺麗な杏梨お姉さん(涼)、近くで見たくなっちゃってェ!!」
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