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809章:涼の周辺2・我慢出来なくなっちゃうのォ?? (1/1)

809章:涼の周辺2・我慢出来なくなっちゃうのォ??

「だからァ、語尾以外のォ、LとRの発音ゥ………」

帰国子女という設定の涼(香織)には、潜入した学部が英文科のせいもあり、質問を兼ね、近づいて来る娘が多い。

「間違っちゃうとォ、例えばァ………」

一日の講義を受け終え、校舎から校門までを、クラスメイトの娘に説明しながら歩いていた。

「rice(米)なんかァ、lice(louseシラミの複数形)になっちゃうのよォ!!」

ちょっとした発音の違いを説明する涼(香織)のお尻や腿は、薄手でピッタリした、ピンクのニットパンツに包まれている。

(男の人ォ、刺激しちゃうにはァ………新美さんゥ、絶対ピタピタのミニスカってェ??)

性犯罪囮捜査の為、周囲の男をなるべく刺激せねばならない涼(香織)だが、いつもタイトなミニスカートという訳にもいかなかった。

「ヘェェェ??そうなのォ??………ところでェ、香織(涼)ちゃんゥ??………スッゴク胸ェ、大っきいねェ??」

ノースリーブの白いカットソーで、クッキリしてしまっている乳房を、裕美というクラスメイトに見られている。

「やっぱ欧米で育っちゃうとォ………大っきくなっちゃうゥ??」

裕美は、涼(香織)に匹敵する程の美貌だったが、乳房は小さかった。

「そんなァ!!別にィ、欧米だってェ………小さい女性(ひと)ォ、小さいからァ??」

考えた事もないので、真顔の裕美に狼狽え、カットソーの乳房をプリンッと揺らせてしまう。

「フゥン??ところでェ………」

若い娘だけに、コロコロ話題を変える裕美とは、校門付近で別れていた。

…………………………

(刺激ィ、暗い人けない道ィ、一人でェ??)

囮であるから、若い娘が性の被害を被らない為、なるべく避けねばならない三つのポイントを、涼(香織)はわざと毎日行っている。

(ッ??尾行ゥ??)

ニットパンツは、涼(香織)の見事なお尻の形をクッキリさせているだけでなく、腿の付け根と、恥丘の形まで丸分かりになっていた。

(ハアハアしちゃってるゥ??)

か弱いお嬢様を装う為、怯えたフリをして早足になった涼(香織)の、盛んに左右に振られるお尻に、粘っこい目が纏ついて来ている。

(新美さんの捕獲《確保》チームゥ??)

呼ぼうかと思うが、間に合うか疑問だった。

「ッ!!」

捕獲(確保)チームに連絡するスイッチを防犯ブザーと思われたのか、バックがいきなり引ったくられる。

「カッ、香織(涼)ちゃァん!!」

背後から男に抱きつかれている。
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桃色少年悦楽の午後 ©著者:Pink Pussy

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