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797章:涼の周辺2・指令書ォ??任務(おしごと)ォ?? (1/1)

797章:涼の周辺2・指令書ォ??任務(おしごと)ォ??

「指令書じゃァなァいィ………!!」

警視庁は本庁、或いは本店と呼ばれる事は、某人気ドラマの通りで、その本庁内にある涼のデスクの上に、素っ気なく置かれている。

(痴漢囮捜査ァ、終わっちゃってェ、退屈してたんだけどォ………でェ、新しい任務ゥ??)

本庁付けの捜査官である涼は、事件のない時は待機任務、つまり、何もやる事がなかった。

(制服ゥ、着なくっていいけどォ??)

性犯罪捜査専門班である新美班所属の涼は、捜査を行うので刑事捜査官に分類され、行事・式典以外、制服の事はない。

(あんまァ、ラフなカッコォ、出来ないしィ!!)

暑い時期ぐらいは、ノースリーブのカットソーにデニムにしたいが、それだと、まるで女子大生だ、と注意されていた。

(もうゥ!!なんでェ、一人一人個室な訳ェ??)

性犯罪の被害者の個人情報は絶対に守らねばならない、との理由らしいが、何となくリストラ部屋のようだ。

(任務《おしごと》の話ィ、新美班員《ほかのこ》たちと出来ないしィ!!)

性犯罪捜査専門の新美班員は、件の大男ぞろいの捕獲(確保)チーム以外、全員、涼を含めた二十代前半の娘ばかりのようだった。 

(ウゥッ!!なんかァ、スーツばっか着るようになっちゃってるしィ??)

警視庁某階の廊下に、ずらりと並んだ個室のドアは皆、新美班員の娘の部屋である。

(お昼休みィ、新美班員《ほかのこ》たちとォ、一応、任務《おしごと》の話ィ、以外だったら出来ちゃうけどォ??)

事件がない時の昼休みなど、その某階の廊下は女子大かOLの休憩室のようになってしまい、警視庁内とは思えない華やかさだった。

(事件ないとォ………暇なOLじゃァなァいィ??新美班ってェ??)

性犯罪捜査は、警視庁幹部があまりいい顔をしない、

 「囮捜査」

、がメインであるから、囮が出来るように新美班員は美人ぞろいである。

(男の人ォ、ばっかだからァ??この階《ふろあ》以外ィ??)

新美班員が待機する階は、若く美しい上、涼を筆頭に乳房やお尻の発達した娘ばかりで、覗きに来る警視庁付けの警察官や刑事もいる始末だった。

(事件ないとォ??)

事件がないと、個室で若い娘が、スーツにピッタリ包まれた新鮮な躰を持て余すしかない。

(さァ!!任務《おしごと》ォ!!)

ジャケットを脱いでいる涼は、ブラウスの胸のボタンを千切れそうにさせている乳房を、デスクに乗せるようにして指令書を読み出した。
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桃色少年悦楽の午後 ©著者:Pink Pussy

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