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757章:美宮の周辺・病棟でェ??看護婦ってェ??
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757章:美宮の周辺・病棟でェ??看護婦ってェ??
(あの時ィ、もうちょっとで誠くんにィ??)
危うく犯されそうになり、欲情仕切って追って来た従兄から、間一髪で逃げる事が出来た。
(後もォ、大変だったのよねェ!!)
乳房や顔、髪を汚した誠の生温かく、異臭を放つ精液がおぞましく、美宮は浴室に飛び込んでいる。
(思わず110番ゥ、しちゃってェ!!)
シャワーで従兄の精液を入念に洗い流し、素早く髪や衣服を整えた時、丁度、警察官がインターホンを鳴らしていた。
(有耶無耶よォ、その挙げ句ゥ!!)
警官達が、応接間の鍵を開けた時、誠は勃起を解かない性器を弄り、夢中になっていたらしい。
(男のお巡りさんにィ、色々聞かれちゃうんだもんゥ!!)
従兄に躰を触られ、ブラまで外された状況を詳しく聞かれた当時16歳の美宮は、被害者にも拘らず、恥ずかしかった。
(あのお巡りさんゥ、段々エッチな顔になって来ちゃってェ!!)
16歳の美しい娘が被った、性の被害を詳細に聞く警官は、まだ若く、美宮は居たたまれずに告訴を諦めている。
(誠くんゥ、従妹の美宮ゥ、犯《し》ちゃおうとするなんてェ!!)
警察の説教だけで済んだらしい従兄は、その後すぐに帰ったらしいが、今の美宮は、その一家の消息も耳にしなくなった。
……………………………
(ヤダァ!!強姦未遂《あんなこと》ォ!!)
もうすぐ二十歳になる美宮は、時折思い出してしまう、16歳の時の生々しい性の被害に顔を赤らめている。
「何ですかァ??美宮ちゃんゥ、実習中よォ!!」
ボォッとしていた美宮に、指導看護婦の葉山の注意が飛んだ。
(検温ゥ、まあァ、楽な実習よねェ、ってェ!!)
すでに病院の中、病棟を廻るようになった美宮は、油断していた自身を叱る。
「いいィ??お尻とかァ、触って来ちゃう入院患者(ひと)ォ、いますからねェ??」
病棟を廻り出す前に、外来患者との違いを、看護学的な事以外にも、葉山から徹底的にレクチャーされていた。
(セッ、性的な刺激ィ??看護婦がァ??)
三十近い今でさえ、医師や患者の間で美人の評判高い葉山は、美宮と同い年くらいの頃、散々、患者からセクハラを被ったらしく、詳しい。
「外来の患者さんはァ、性的刺激ィ、お外だからァ、幾らでもォ………」
葉山の見解では、それに対して、病棟の患者、つまり入院患者は、性的刺激が周囲に乏しく、かつ、禁欲を強いられているとの事だった。
(だからァ、若い看護婦ゥ、性の対象ゥ??)
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