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772章:美菜の周辺・美菜のオッパイ触んないでェ!!
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772章:美菜の周辺・美菜のオッパイ触んないでェ!!
(オッパイィ、触られちゃいそうゥ!!)
美菜は込み合う場所などで、お尻や腿を触られたり、男の性器を押し付けられ、液で衣服や躰を汚された事はある。
(けどォ………!!)
しかし、乳房は男の手に触れられた事がなく、自身の処女性の象徴のような部位であった。
(ソッ、それをォ!!あんな爺《ひと》にィ!!)
とんでもない、と思い、小さな両手で乳房を庇い、震えあがる。
(それにィ………この頃の宮野さんゥ!!)
日増しに馴れ馴れしく、スリーサイズやブラのカップまで聞かれるようになっていた。
(触わっちゃおうゥ、ってェ、して来るのォ、相変わらずだしィ??)
美菜に払い除けられる度に意味不明な理屈を付け、正当化しようとするのも相変わらずである。
…………………………
「ッ!!ッ??」
セクハラをかわす日々が続く中、宮野に原稿を取りに来るように言われた美菜は、絶句した。
(ボッ、ボケて、らっしゃるのォ??)
一般の楽屋・控え室とは、比べ物にならない宮野のUBS内の個室は、低いテーブルとソファが並べられている。
(エッチな目ェ、いつもだけどォ??)
そのソファの一つに座る宮野の、ズボンの前が、異様に膨らんでおり、隠そうともしていないので、いやでも美菜の目に入って来ていた。
(勃起《お》っきくなっちゃってるのォ、見せたい訳ェ??)
もっともらしい顔で、原稿を渡す宮野の真意を計りかねたまま、美菜は退室し、その日の本番に臨んでいる。
…………………………
「ッ!!それェ、危ないよォ、美菜ちゃんゥ!!」
女子アナの一人、古林春菜は、事情通でもあるらしく、忠告してくれた。
「美菜ちゃんとォ、おんなじように宮野さんの個室ゥ、呼ばれるようになっちゃってェ………!!」
UBS一番の巨乳で、古林と同じハーフ美人の嘉藤ソフィアの事を話す。
「ほらァ、宮野さんってェ、オッパイ、大っきい娘見ちゃうとォ………!!」
信じられない程の性欲をたぎらせ、何とかして犯してしまおうとする、との古林の情報だった。
「ソフィアもォ、もうちょっとで宮野さんに犯(さ)れちゃいそうになっちゃってェ!!」
危ういところを自力で逆襲したソフィアは、軽い怪我を負った宮野に、アベコベに上層部にクレームをつけられたらしい。
「マッ、夕方の情報番組ィ、元々、ソフィアの希望でもあったんだけどォ??」
ソフィアが担当番組を換わった真相に、美菜は愕然となった。
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