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5章:ある日の我が家
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俺は、服を着てリビングで正座をしていた。
奈緒は、腕を組んで仁王立ちをしている。
奈緒「変態。親子丼でも狙ってたの」
俺「違うんだ。あまりにも派手な下着があったから、奈緒かと思って…」
奈緒「理由になってない」
俺「派手過ぎたんだ」
奈緒「聞きたくない」
俺「いや聞けって」
奈緒「裸見たの?」
俺「くっ…」
俺は、唇を噛む。
奈緒「最低」
お母さんが、お風呂から出てきて、俺達の事に気付く。
母「勇ちゃんごめんね。先にお風呂入っちゃってて」
俺「先程は、すいませんでした」
母「こちらこそ変な物、見せてごめんね」
俺「いえ」
奈緒「…」
無言の妻の圧力が、
怖かった。
その日奈緒は、俺達と
お風呂に入らなかった。
このあと、丸3日無視されたが、何とか修復出来た。
俺は、その日からノックをする事を覚えた。
派手な下着のせいで、
幸せな日々に、
少し暗雲が立ち込めた。
そんな日だった。
2018年10月18日の
出来事。
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ReN〈蓮〉 ©著者:ダディ
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