颯良が帰宅して、何も食べる気がおきずにそのままベッドで眠った。

ほんの数分で眠りにつくものの、またあの時の夢の続きを見た。

(夢の中）

「「颯良、お前には本来、この能力を遺伝してほしくなかった･･･。お前が頑張って魔物を殺してるのはわかる･･･。でも、･･･こっちには来てほしくないんだ･･･。」」

と、颯が颯良に悲しげに言って消え去ろうとしたときに、颯良は颯を止めた。

「「父さん、父さんは今どこにいるの？殺人能力の寿命で死ぬわけないって渚憂さんは言った。それだけじゃない、父さんが死ぬ前に触れた瞬間、先生や理王さん、未叉樹さんまで殺人能力者になっちゃったんだよ？」」