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4章:なげやり…
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あくまでクールに言うバナナにおれとスキンは互いに顔を合わせ見つめる。
おれ「…」
スキン『…』
バナナ〈…?〉
スキン『なんでおまえはテンション上がらないわけ?笑』
おれ「…あだ名がフルーツだからって調子にのんなよ?笑」
バナナ〈まってくれ!笑 誤解だから、学祭なら一緒に行きたいと思ったし、テンションは上がってるじゃん。照〉
ガタッ!
おれはその場に立ちバナナに向かって一言。
おれ「女目当ての変態が!怒」
スキン『ははははは!爆笑』
バナナ〈おまえらもだろ!笑〉
おれ「ははははは!爆笑」
おれとスキンとバナナ、この3人で学祭に行く事になった。
キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン…
2時間目の終了チャイムと同時に席を立ち、先生がまだなんか話てる最中におれとスキンとバナナはささっと教室を出て向かう。
そう…
定時MEN'S のドリームであるあの場所へ。
スキンは電車通学な為おれと2ケツ、バナナは原チャ。
その大学とおれが通ってる学校の間の道は、裏道みたいになっていて、バイクなら普通に通れる造りになっている。
だから唯一原チャであるバナナも一緒に向かいながら行けた。
スキンを後ろに乗せながらチャリを漕いでるおれ、ふとした瞬間ひかるの事が頭に…
でもおれはすぐ「関係ない関係ない…」そう自分に言い聞かした。
すると一人の男が雄叫びを上げる。
バナナ「やっふーーー!笑 見えた見えた!!笑」
スキン『ちょ、バナナ…笑』
おれ「ははは!笑 おれとスキンより先に叫びやがったぞあいつ。笑」
教室でのクールな雰囲気とは全くの別人のバナナ、いや、バナナじゃなくて最早きゅうり。
そんぐらいの別人っぷりにおれとスキンもテンションが上がる。
〜学祭の入口〜
キー…ガチャン
ブォーン…カチッ
チャリを止めるおれと、原チャを一回吹かして止めるバナナ。
夜に輝く学祭の入口を見た3人は興奮した…
音楽が流れ周りも賑やかで、カップルもいれば、孫と来てるおじいちゃんみたいのもいる。
どこを見てもみんなが笑ってる…
この楽しい雰囲気に感染したおれとスキンとバナナ。
おれ「うっへーーーい!笑」
スキン『ひゃっほーい!笑』
バナナ〈だははははは!笑〉
叫びながら入口を通り過ぎ中へ。
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