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6章:第三回めのお祓い〜人形 (13/13)

って思っていたのも束の間、ソワカはムクッと起きて、いきなりまた呪文を唱えだした。



ここ、記憶が全くないらしい。



そしたら、イタコちゃんが急に「やめてくれよー!」と叫んだ。



ソワカはイタコちゃんに向かって歩いて行き、数珠を手で握り、カチカチ音を鳴らす。




イタコちゃんは、自分の手で耳を塞ぐ。



ソワカ「この音を聞け!」




私とよっちは、イタコちゃんの耳から手を離そうとするが、これまたすごい力で大変だった。



ソワカがイタコちゃんの目の前まで行き、耳のそばで数珠をカチカチ鳴らした。




またあの低くて、かすれたような声で、何かブツブツ言いはじめた。



ソワカ(お不動様)「縄を持って・・・」



私はここしか聞き取れなかった。




もちろんソワカは記憶ないので、あの時何を言ってかは誰も知る由がない。



イタコちゃん、気絶。




あれだけ強気だった殺人犯の霊が、すごい恐がりようだったので、一体何が視えて、何が起こっているだろう?と思った。




散々暴言を吐いた後、怖い怖いと連呼していたこのイタコちゃんは、ソワカのパンパンの合図によって起きた。



ソワカ「お不動さんが、男の首を縄で締めて、引きずりながら、黒いところに連れていかはりましたよ」




この後、私がお経をあげて、第三回めのお祓いが無事に終わりました。




ソワカは翌日仕事を休み、しばらくは体調悪そうで、私の体、全身筋肉痛であざだらけだったのが、このお祓いの壮絶さを物語ってました。
30 /201

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ゼロ(霊)の世界 ©著者:アール

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