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3章:心の闇
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「だから、休んで下さいって言っているんです。」
「この体調の悪さは、休んだぐらいじゃ治らないんだ。」
「ひょっとしてフラッシュバックですか?」
「うん…。」
「すみません。」
「いや斉藤さんは悪くない。あたるようになって、申し訳ない。」
「いえ、私は良いんです。どうしたら治まりますか?」
「ほっておいてくれれば大丈夫。」
「本当にすみません。」
「いや斉藤さんは悪くない。」
「でも…。」
「申し訳ないが、本当にほっておいてくれ。」
「わかりました。」
「三上さん、何か食べますか?」
「いや、何もいらない。」
「何も食べないで大丈夫ですか?」
「折角、いろいろと考えてくれたのに申し訳ない。」
「いえ…。」
「私はこんな欠陥人間だから、やはり1人でいるしかないんだ。」
「そんな寂しい事言わないで下さい。」
「また、いつどんな時におきるか自分でもわからないんだ。これ以上、斉藤さんに迷惑をかけるわけにはいかない。もうこれで終わりにしよう。」
「絶対絶対嫌です。私が治します。三上さん、私を離したくないって言ったじゃないですか。絶対側から離れません。」
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心の殺人者 ©著者:夢幻
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