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6章:【4】
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モールの寝具売り場へ入る。
お金で買える範囲の1番上質なものを購入。
ん?これ車もない私、どうやって持って帰るの?
お会計する前に40前後の男の店員さんに聞いてみる。
「あの、布団を購入したいんですが、今日中に配達してもらえないですか?」
わざと冷たい感じに行く。
「申し訳ございません。
早くて明日の朝一になってしまいます」
はい。マニアル通り。
ここで、まず練習してみますか。
「そうですよね…
困ったなぁ…
今日寝るところがないんです
。」
下を向き、話し終えた時に相手の目を悲しそうにずっと見つめる。
相手が、目を左右に動かした。
動揺してるはず。
そして10秒後。
笑顔で私は言う。
「ありがとうございます。
なんとか出来るか考えてみます!
なんかー頼りたくなっちゃう感じの方だったんで…
ごめんなさい!
じゃあ…」
一礼して向きを変えて歩き出す。
あと5歩でお店の出口。
5.4.3.2…
「お客様!」
はい、いっちょあがりー
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