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4章:お金 (7/7)

それから、もう何杯目かも
分からないココアを飲んで、ひなちゃんは、一生懸命自分と向き合ってた。

そして、ひなちゃんは、やっと人に助けを求めてくれた。

それは、アタシじゃなかったけど、そんなことはどうでもいい。

ひなちゃんはお給料日まで高校生の頃よくしてくれた、先輩のお家で過ごすことになった。

泣きすぎて腫れぼったい目になってしまった、ひなちゃんを乗せて、先輩の家まで送った。

ひなちゃんは何度も何度も、ありがとうって言ってくれた。

そして、別れ際。

「じょそお君、男の子だったんだね。当たり前か。女装も似合うけど、今のまんまも、かっこいいね。じゃあ、ホントにありがと。またね。」



ひなちゃんは、何度か振り返って手を振ってくれた。
アタシもひなちゃんが見えなくなるまで見送った。


胸がぎゅーってなる。
痛い…。
久々のこの感じ。


そうだよ、ひなちゃん。
俺男なんだよ。

だからさ、言えなかったんだ。

家においでよ、とか、俺払うよ、とか。
ひなちゃんに余計な気を使わせる気がして嫌だったんだ。
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