12章:俺 (2/6)

翌日
俺らはほとんど眠らずに
平然と仕事に行った

休憩中に
睡眠不足の妙なテンションで
うきうきしながら
殺伐とした会話を交わす



女子高に通うみくに近付ける男は？
家庭教師から詰めるか？
相手がわかったらどうする？



そんな中でふと湧いた疑問

『夕夜ぁ、お前とみくって…』

ヤったの？という言葉を
辛うじて飲み下した

『マイ…』

呆れ顔だ

『俺ら、親友だろ
隠し事はナシで』

『…ねぇよ』

『…は？』

『なんもない』



マジか！？